稚鮎パターンは荒川でも成立するのか
こんな資料を見つけました。
平成20年から去年までの秋ヶ瀬取水堰で確認された鮎の数。
平成27年度の秋ヶ瀬取水堰稚アユ遡上状況(確定値)
http://www.water.go.jp/kanto/tone/08sojyo_data/2015/27ayusozyou(akigase).pdf
魚道を通った魚の数を数えるマシンで計測してるそうな。
荒川でもちゃんと鮎の遡上が行われてるんですね。
8年間の年ごとの累計遡上数を見比べてみると、去年はとんでもなく少なかったようですが、それ以前は40万匹以上は確認されてるんですね。
この数字がバスなりシーバスなりのベイトパターンとして成り立つ数字なのか、よく分からん。
適当にだけどちょっと推測してみよう。
まずGoogle先生に稚鮎パターンと打ち込んでみる。
サジェストで出てきたキーワードをみてみると、富山や和歌山で稚鮎パターンが成立してそうな雰囲気を醸し出してる。
ということで、「和歌山 稚鮎 遡上調査」で検索。こんな調査結果を発見した。
紀の川大堰の魚道で約56万尾のアユが遡上しました。
https://www.kkr.mlit.go.jp/wakayama/press/h170526/h170526.pdf
こちらも堰の魚道を通った鮎の数を数えてる。
魚道の形や通りやすさが違うだろうから単純に比較できるもんでもなさそうだけど、稚鮎パターンが成立している地域の河川と同等数の稚鮎が荒川を遡上してる可能性が高い気がしないでもないことが分かった。
こりゃあ、荒川でも稚鮎パターンは成立しそうだ。
稚鮎パターンの釣り方については各自調べていただきたい。
稚鮎がいつどこを動いて、いつどこに留まるのか、それをフィッシュイーターがどうやってどこで捕食するのか。
それを理解したら、自分のポイントとルアーに落とし込んで、どうやって魚を騙すか。バスとシーバスじゃ違いがあるかもしれない。
考えて行ったら荒川でも稚鮎パターンが成立するかも。
バチとかボラの子どもより鮎の方が美味しそうだし、これは爆釣もありえるかも...。
という妄想でした。
ちなみに、知りうる限りの鮎遡上についての知識
鮎は年魚と呼ばれる1年で一生を終える魚。
中流から下流の産卵場所で秋に生まれた幼魚は、冬の間一度海に下る。
海のほうが水温が高いからなんでしょうか。分かりませんが。
で、春になるともう一度川を遡上して、中流域に留まり、大人になる。
秋になると産卵を行って、一生を終えるというライフサイクル。
稚鮎パターンって言われるのは、春の遡上を開始した稚鮎を食わんとするフィッシュイーターを釣る方法。
フィッシュイーターが食べやすいサイズで、それほど遊泳力が強くない稚鮎が大挙して押し寄せるからフィーバーする現象。
ちなみに、晩秋には産卵が終わって力尽きようとする大人鮎を狙うフィッシュイーターもいて、こちらは落鮎パターンと言われてますね。
ビックベイトを使ったりする釣りで、こっちはこっちで楽しそう。
稚鮎パターンは、荒川中流なら、調査結果からGWあたりが最盛期で、河口だとそろそろ始まる感じでしょうか。