フローティングでリップ付きのMAX50cmくらい潜るミノーが欲しい..。
アップでシンキングミノーを引くと潜り過ぎて底を擦ってしまう。
かといって、水面直下から30cmくらいまで潜るフローティングリップレスミノーではスローじゃほとんど潜らない。
もう1段下を引きたいんや..。
ルアーケースに穴が空いている..。
と思ってリップ付きのフローティングミノーをいくつか探した中で、興味を持ったのが「フランキー」というルアー。
潜行深度MAX60cmでリップ付きのフローティングミノー。
ばっちりですやん。
水流を強く受けるとブリブリ動き、弱くてもヨタヨタ動く最近流行りの可変アクション。
どうやらロンジンというメーカーが作っているらしい。
ロンジンといえば釣具屋でたまにルアーを見かけるけども、どちらかと言うとマイナー・玄人向けなイメージがある。
都内の大きめの量販店やプロショップにはそれなりのフェイス数で置かれているけど、地元の釣具屋にはちょっとしか置いてない..みたいな。
いい機会なので、どんなメーカーなのか調べてまとめてみた。
ロンジンとは
ロンジンとはルアーデザイナーの伊藤仁氏が立ち上げたシーバスルアーメーカー。
どこかの釣具会社で25年間、ルアーデザイナーとして活躍していた伊藤仁氏が独立して起業したのがロンジンということです。
新しく立ち上がる釣具メーカーって、代表者がテスター出身のと、ロンジンみたいな開発畑出身のものがありますね。
ロンジンは開発畑出身ということで、ものづくりの技術に長けたこだわりのメーカーという印象を受けます。
創業から6年目ということで、だいぶ若いメーカーですな。
ロンジンのディスコグラフィー
プレックス・・ジョイントのシンキングペンシル
キックビート・・バイブレーション
レビン・・シンキングペンシル
グリード・・メタルジグ
フランキー・・ミノー
ハイスタンダード・・ミノー
ランブルビート・・シャッド
ジンペン・・ダイビングペンシル
ウェイキーブー・・ウェイクベイト
その他、サイズやウェイトバージョン違いでいくつかの派生系ルアーが出ている。
どのルアーも一定の評価を受けている印象だけど、レビンが最初のヒット作なんだろうか。
見た目は普通のシンペンなんだけど、独特なアクションが発売当時衝撃的に釣れたらしい。(釣具屋で立ち聞きした)
普通のシンペンはお尻をゆらゆらフル動きをするけど、レビンは頭も動いてスラロームっぽい動きをする。
でもS字ルアーみたく蛇行するほどではないという他にないアクション。
あとは、ハイスタンダードというミノーは何の変哲もない形に見えるし、普通のタングステンボールが入った重心移動システムなんだけど、めちゃくちゃ飛ぶらしい。
12cmミノーの中でトップクラスの飛距離がでるんだとか。
ボディの太さと高さが同じにしてあって空気の抜けがとんでもなく良いかららしい。
シマノとかMegabassみたいな複雑な重心移動じゃなく、ボディ形状で同等の飛距離を出すという職人技みたいなものを感じますね。
洗練された分業で良いルアー供給してくれる大手メーカーも良いけど、こういう職人っぽいメーカーも好きです。
釣具屋でルアーの使い方などの冊子を配布している
ロンジンはこのような冊子を釣具店で配布している。
ロンジンのルアーだけに限った話題ではなく、「ダウンクロスとは」みたいな用語の解説やら、「ドリフトのやり方」みたいなシーバスルアーフィッシングの基本を学べる内容になってます。
コストかけてこういうことやるのってすごいことだと思う。
運良く限定カラーをゲット
どのカラーを買おうか実物で確認しようと思って、ふらっと立ち寄ったキャスティングでまさかの限定版カラーのフランキー90を発見、即バイトしてしまった。
フロッグのリールみたいなおもちゃのようなカラーリングですね。
どピンクにどぎつい緑。目の周りの青紫がエロい。
は、はやく使いたいよぅ。来年の春が楽しみすぎる。
カラーについて見てみると、ロンジンってカラーバリエーションも結構特徴的で、なぜかキャンディカラーが充実してますね。
ブラックキャンディ、ゴールドキャンディ、ピンクヘッドキャンディ、レンズキャンディの4色はだいたいラインナップされている。
伊藤さん、キャンディ好きなんだろうね笑
形状とかアクションとか
控えめな大きさのリップで一見、リップレスミノーに近いのかなと思いますが、ボディより幅がありくぼみが付けられていて、水を捉えるようになっている。
そんな形状なので水流を強く当てると結構ブリブリっと動きます。
90サイズと120サイズがあってどちらも潜行深度は60cmなんだけど、特に90はMAX深度まで急潜航するらしい。
急潜航とフローティングという特性を活かしてのストップアンドゴーという技も使える。
釣具屋のポップではアップクロスでスローに引くのをおすすめしてあった。
グリグリっと巻く量でレンジの調整もできる。
可変アクションということで、クロスやダウンでは強めのアクションでサーチベイトとして使える。
多様な使いみちができるルアーです。
僕のよく行くポイントでは手前20mくらいとても浅くて干潮では干上がるレベルなんですけど、水深が30cmくらいになるまでシーバスは釣れるんですよ。
そして、垂直護岸になっているところも多くて、岸際にシーバスが着いてるっぽいこともよくあり手前でボイルすることが多々あります。
護岸と平行に引きたいんだけど、サブサーフェイスじゃど表層になる。
次に入れるのはシンキングのルアーとなると沈みすぎてボトムに届いちゃう。
手前のボトムにはゴロタゾーンがあったり、自転車が沈んでたり、捨て網があったりで、ボトム=DEATH。
完全に流れと同じ方向で水面下をボトムにコンタクトせずに引きたい状況がある。
レンジの調整ができるようにシャローで使いやすいフローティングミノーを拡充せねばと思っていたところに、カバー範囲の広いルアーが見つかってにっこりです。