最近、僕が注目しているロッドメーカーがあります。
「Huerco(フエルコ)」です。
Huerco(フエルコ)とは
フエルコ最初のロッドが出たのが2017年かな?最近出てきたメーカーさんです。
サイトの写真ががめちゃおしゃれ。デザインセンスが高いのがひと目で分かりますね。
ブランドコンセプトを見てみます。
What is Huerco?
釣りはもっと誰でも気軽に楽しめるはず。それは日常に転がっていることもあれば、旅をした先にあるものまで。より手軽に、より広範囲のフィールドで遊べる釣り体験=“GOOD FISHING”をメインに、釣りのみに特化する事なく、あらゆる旅、アウトドア、アパレル、ライフスタイルと融合し、世界中の釣り人やアウトドアを愛する人々に新しい体験を提供するGOOD FISHING COMPANYです。
ということで、気軽な日常や旅の中の釣りがテーマというメーカーさんで、制作しているロッドはすべてパックロッドになります。
ロッドはほぼすべてのモデルが航空会社の機内持ち込み規定に収まるか(60cm以下)、預け入れ荷物の規定に収まる(90cm以下)サイズになるように設計されているそうです。
パックロッドと言えばFishmanやジェットセッター、ツララなどが思い浮かびますが、あちらはアマゾンのモンスターを狩りに行く旅を想定しているようなイメージ。
それはそれで夢があって良いのだけど、フエルコはもっと日常的で遊び心を感じます。
ボトルに入れて販売されてるのですが、このデザインを見てください。
かっこよくない?
Huerco(フエルコ)ロッドのラインナップ
全部で6種類のロッドが発売されています。
スピニングとベイト、どれもパックロッドです。
グリップ着脱式なのが共通で、4本継か3本継です。
いま出ているのはXTシリーズ[ExpeditionaryTuned-遠征仕様]ということで、タフで使えるがテーマ。
スピニングは柔らかいロッド、強いロッド、飛距離重視のロッドというラインナップ。
ベイトは基本的に強めのロッドが揃ってますね。
まだ発売されてるロッドの数が少ないので一通り紹介しつつ、僕が今買おうか悩んでるモデルについてコメントしてみます。
スピニングモデル
XT511-5S
対象魚がトラウト、パーチ、バス、チヌ、メッキ、根魚などの小型ゲームフィッシュ。
ルアーウェイト1g~10g、適合ラインがPE0.4~1号ということで、遊ぶのにちょうど良いスペックのロッドですね。
これ持って沖縄の離島に遊びに行きたい。マングローブでメッキとか小さなマングローブジャックを釣りたい。そういうロッド。
秋の佐渡ヶ島で軽めのエギ投げたり、チニングしたりするのにもいいなぁ。
ガチの釣り旅というより、旅行の合間に釣りをするためのロッドが欲しいと思っていて、いま一番興味のあるロッド。
やはり小さな魚の方が入りやすいポイントで釣れるし、ルアーの反応が良いしなので合間の釣りには向いてると思うんですよね。
XT611-4S
ショアもオフショアも含めてあらゆるライトキャスティングを想定したモデルってことなんだけど、サイトにのってる魚種をみるにかなりパワーがありそうな竿です。
中型のGT釣ってますもんね。
ルアーウェイトがMAX40gまでってことなので、FishmanでいうところのMARINOやRIPLOUTくらいのパワーがありそう。
XT711-5S
スピニング3種類の中で1番長い、遠投モデル。
ルアーウェイト:min5g~max30g/best8g~27g
10g以下のルアーも投げられて、MAXウェイトが30gまでなので、パワー的にはオーソドックスなバーサタイルロッドって感じでしょうか。
シーバスロッドとかエギングロッドくらいのイメージ。
釣り旅に1本持っていくならこれくらいのスピニングロッドが対応力があって使い勝手が良いってはっきりわかりますね。
佐渡では結局エギングロッドばっか使ってたもんなぁ。
ベイトモデル
XT510-4C
一番短いベイトロッドは、ショートキャストでルアーをピンに入れるような釣りを想定したモデル。
それで適合ウェイトが7g~30gなので、Fishmanでいうと5.10LHのような感じでしょうか。
個人的に持っているロッドとの兼ね合いを考えると、用途が被る部分があるかなと思うモデルではある。
この感じだとバス釣りやボートでの釣りにぴったりだと思うので、一番使いやすいモデルとも言えますね。
XT610-4C
用途がめちゃくちゃ多彩そうなロッド。
淡水・海水・ショア・オフショア含めて、この長さとパワーが守備範囲が一番広そうなイメージがあります。
これ以上長いとボートでちょっと扱いづらいのですよね。
対応してるウェイトが10g~70gということで、ビックベイトも扱える。
個人的には失ったゴーテンの代わりに欲しいなと思ってるロッド。
ただ、リプラウトを持っているのでちょっと守備範囲が被ってるような気もして悩んでいる。
XT710-5C
フエルコ最強のロッド。ウェイトは120gまでということになっている。
サイトの写真をみると巨大なキャットフィッシュを釣り上げてますね。
雷魚系の魚をブッシュからぶっこ抜くみたいな釣りを想定してるようですね。
2019フエルコ新作
新作ロッドが出揃ってたので追記します。
既存のシリーズに新しい番手が追加されたのと、性格の違うNEWシリーズのロッドが発売されました。
既存のXTシリーズには、旧来の番手に「+」付きのちょっとパワーアップバージョン4種と、新しい番手2種が追加されてます。
追加されたNEWシリーズは、「MG」と「VR」と「FF」の3種類。
個人的にはMG800-6Sを買いました。個人的興味に基づいてMGシリーズを中心に紹介しますね。
MG800-6S、MG700-5S、MG600-5S
「MG」=マイクロゲームの略で、ソルトのマイクロゲームを想定しているロッド。アジとかメバルですね。淡水の釣りにも使えると思うけど、ティップはチューブラーで、振るとちょっと固めな印象でアジングロッドって感じのロッドです。
長さとパワー違いで3つの番手があります。
MG600-5S
一番短いモデルで、ジグ単でのアジングが想定されます。
最近のアジングロッドはこれくらいの長さが主流ですよね。
スペック
Length 6ft00inch
Closed 444mm
Taper Fast
Pieces 5pcs
Weight 90g
Line Max6lb
Cast Max6g
MG700-5S
アジだけじゃなくてもっと色んな釣りに使いたいンゴと思うと、MG700かMG800になってくると思う。
実物を触った印象ではアジングロッドとしては結構強そうな感じでした。
ダウンショットからウルトラライトジグ、スモールプラグまでソツなくこなす、マイクロソルトゲームのオールラウンダーです。
ってことで、使いみちは多そう。
個人的には7フィートが一番使いやすいと思うので悩んだのですが、2.5号のエギを投げたかったので10gがマックスウェイトの800-6Sを買いました。
スペック
Length 7ft00inch
Closed 499mm
Taper Fast
Pieces 5pcs
Weight 105g
Line Max8lb
Cast Max7g
MG800-6S
僕が秋の佐渡ヶ島遠征用に買ったモデル。
佐渡ヶ島では遠征ってこともあり、細い糸を使ったり軽いルアーを投げたりしたい場面がどうしても多くて、エギングロッドを握ってる時間が多かった。
(普段釣れないイカや、佐渡ならどこでも釣れると言われるクロダイを釣りたかったのでね!)
その釣りをあえてベイトロッドに細い糸でやる気も起きず、かといって弱いバスロッドやアジングロッドだと長さもパワーも足りないってことで、このロッドを買いました。
僕の要求スペックのすべてを満たしたロッドがここにあった。しかもパックロッドで!(すべてのロッドを3本継ぎ以上にしたいくらいパックロッドを愛してます)
アジング、チニング、エギングすべてこのロッドでやる予定。
間違ってシーバスやヒラメが釣れちゃってもなんとかなりそうなパワーも感じる。
ジグ単はできなさそうだけど、ダウンショットやフロートリグでやってみます。
スペック
Length 8ft00inch
Closed 470mm
Taper Fast
Pieces 6pcs
Weight 125g
Line Max8lb
Cast Max10g
VR180-10、VR210-20、VR240-30
「VR」はテレスコロッドです。淡水海水問わない万能トラベルロッドの位置づけがされてます。
これも長さ違いで番手が3つあります。
テレスコはガサツ人間としては壊しちゃいそうで怖いのであまり選択肢に入らないんですが、釣り目的じゃない旅でちょっと竿を出したい時にはコンパクトになるのでいいですよね。
FF500-5S、FF500-5C
「FF」はFunFishingっていうことで、自由に色々使ってくれっていうグラスロッド。曲がるロッドって使ってて楽しいんですよね。
こっちはスピニングとベイトで2番手あります。