今週末、タイラバに行ってきます!
もしタイが釣れたら今回はタイラーメンを作ってみたいと企んでます。鯛しゃぶとか炙りもやりたいなぁ。(じゅるり)
ただ、状況はそう簡単ではなさそうな感じ。
特に、今時期の東京湾は上層と下層で流れの向きが変わる「二枚潮」という状態になりやすく、ボトムをとるのが難しいとのこと。
二枚潮になると水深50mでも普通の重さだとボトムがとれなくなるそうです。
ということで120gのヘッドを用意せいと船長から言われたので、いくつか追加購入しました。
その際タイラバについてちょっと調べて、タイラバも色々あるんだなーと感じたので、この機会にまとめておく!
タイラバの構成要素とパーツ名称
タイラバはいくつかのパーツによって構成されてます。
ヘッド、ネクタイ、スカート、フックの4つ。
今釣具屋で売っているタイラバはだいたい分解できるようになっているので、パーツだけ買って自分好みのタイラバにカスタマイズすることができます。
自作タイラバってやつですね。通常フックは2本ですが、4本にしてみたりとかができます。
あとは、スカート=ラバージグなどと同じゴムの部分。
ネクタイがスカートより長くてクルクルしたゴムの部分なんですが、スカートにはいろんな形状が使われていて、ゴムの代わりにワームを使ったりもしています。
極論、ビニール袋でも釣れるみたいです。
この記事ではワンセットの完成品をまとめておきますが、自作も楽しそうです。
セブン「セブンスライド」
遊漁船の船長が開発したタイラバ。「実績以外、信じない!」がキャッチコピー。
いま主流になっている遊動式のタイラバはこのセブンスライドが始まりだったそうな。
遊漁船というユーザーである我々が実際に使用する環境で日々テストされたルアーってことで、信頼性が高まりますね。
この手のルアーって高くなりがちなのがネックですけど、セブンスライドは普通の値段!
1,000円弱なんで、むしろちょっと安いくらいかな。すばらしい。
大手メーカーに比べると釣具屋での入手難易度が上がってしまうけど、ネットで買うなら個人的なおすすめナンバーワン。
スカートもラインを結んだまま交換できるようになっている。
記事執筆時点では、Yahoo!か楽天の釣具のポイントで買うのがお買い得ですね。
ジャッカル 「ビンビン玉」シリーズ
http://www.jackall.co.jp/saltwater/products/lure/tai_kabura/
ビンビン玉スライド ・ 鉛式ビンビン玉スライド ・爆流鉛式ビンビン玉スライドと色んなモデルがある。
あと、ネクタイが増量されたWアピールってのもありますね。
ビンビン玉は、タコみたいな流線型の形状をしていて、流れをいい感じに受けて動いてくれそうな感じがします。
爆流の方は流れを受けるとスラロームアクションをするようです。
初めてタイラバに挑戦した時に爆流使ってたんですけど、その時はすごく流れが強かったんでちょうどハマったんだなぁ。
青物らしきモノにぶち切られてしまったのですが..。
タイラバ用に調整されたシザーコームなどバス釣りで実績のあるジャッカルらしいオプションパーツも魅力ですね。
シマノ 「炎月」シリーズ
シマノのタイラバブランド名が炎月。
シマノからは、数タイプのタイラバが出ていますね。
「炎月◯◯」みたいな感じで。
タイラバはダイワよりシマノが先行している印象です。
ヘッドが三角っぽくなっているのが特徴です。そして素材はタングステン。
タングステンタイプは、同じ重さで鉛よりシルエットを小さくできるので、食い渋った時に有利。
ただタングステンタイプはバカ高い..。
これはどのメーカーにも言えることだけど。
月華TG、神楽、十五夜という3つのモデルには半誘導・全誘導切り替え機能が付いている。
遊動式のメリットデメリットはシマノの解説ページの方が詳しい。
それとラインを結び直さずにスカートやネクタイを交換できる機能があることもポイント。
「炎月タイガーバクバク」というモデルは鉛なので安く、使いやすさを追求したモデルってことになっていて初心者でも手が出しやすい。
ダイワ 「紅牙ベイラバーフリー」
紅牙がダイワのタイラバブランド。
ベイラバーフリーもスカートやフックをラインを結んだまま交換できるようになっている。
モデルは「ベイラバーフリー」「カレントブレイカー」「カレントブレイカーTG(タングステン)」の3つ。
関東は船をあまり動かさず縦にタイラバを動かすので、ベイラバーフリーの方が向いているようですね。
ドテラ流しやキャスティングタイラバのように流れを利用して横に動かす場合にはカレントブレイカーという使い分け。
カスタムネクタイなどのオプションパーツはダイワの方が充実してるんかな?という印象。
DUEL「ソルティーラバー・スライド」
ヘッドの形状が特徴的。フラッシング効果を狙っているようですね。
100gまでしか売ってない。
浅場メインの海域用なんかな?
DUELはタコベイトとか、インチクの方が釣具屋の売り場面積を占有している気がする。
僕も持ってますけども。
ヤマシタ 「鯛歌舞楽」
ヤマシタからは波動玉と替玉というモデルが出ている。
ヘッドがあまり動かず、イワシの直進的な波動を模倣しているらしい。
マリアブランドのシーバスルアーと同じアプローチですね。
どれだけの効果があるのかは定かではないですが、僕のシーバス最大サイズはマリア(ヤマシタ)のメタルバイブで釣りました。
メガバス 「桜乱 KABURA-X」
http://www.megabass.co.jp/site/products/kabra-x/
カブラXとかそのまんまなネーミングですが、メガバスお得意のリアルヘッドという訳ではないんですね。
カブラXはS字アクションがウリのタイラバです。
鯛だけじゃなく他の魚もよく釣れそうだなと思ったら、説明書きに同じことが書いてありました。
青物にも自身あるぜみたいなお触書なんで、これいいなぁと思ってたんですが..。80gまでしか売ってないのがネック。
まぁ、何かしら釣れるってのはチャンスが広がって良いですよね。
アブ・ガルシア 「カチカチ玉」
http://www.purefishing.jp/product/brand/abugarcia/a_bait/salt_lure/post_4.html
こちらは2017年新発売のタイラバ、「カチカチ玉」。
特徴は、通常のタイラバ同様の大きなヘッドに加えて、もう一つ小さな玉がフックとラバーの前に付いていて、2つの玉がぶつかることによって音が鳴るようになっていること。
フォールから巻き上げに転じた時にガチっと音がなるイメージでしょうか。
水流が当たってもヘッドが動いてカチカチ音がなるとのことですが、ヘッドってそんなに不安定なもんなのかな?
3段針になっているところはポイント高いですね。
あと、ワームキーパーが付いてるんですが、なんでもガルプに最適化されてるとかなんとか。
ガルプ使ったら超釣れそう。次もっていこ。
各社のタイラバまとめ
結構いろんなメーカーがタイラバに参入してるんですねー。今回は大手釣具店で入手しやすいメーカーのものをまとめたけど、もっとマニアックなタイラバもあるにはあるみたいです。
ただ各社のタイラバでそこまで釣果に差があるかというと..。大差はないと思われます。(お世話になった船長もそう言ってました)
どこのタイラバが釣れるっていうより、
「水深や潮流に合わせた適切な重さのヘッドを選ぶこと」
の方が重要かと思います。
ちゃんとボトム着底を認識して、即座に巻き始める「タッチ&ゴー」が実践できるかが釣果を分けるポイントであるということなので。
潮流に影響されて着底が分かりづらい状況で、普通の丸っこいヘッドと、激流ビンビン玉や月華TGのような流線型ヘッドでボトム感知能力が変わるのかは次回釣行で実験してみたいと思います。
次点のポイントとしては、
「カラーや、ネクタイの形状を色々試してその日の当たりパターンを探すこと」
だと思いますが、その点では交換が容易にできる機能が付いているモノが有利ですね。
まとめてみて分かったけど、大手メーカーならだいたいカバーしてましたのでどこのタイラバ使っても大差ないという結論には変わりないですけど。
個人的に好きなのは、遊動式元祖の「セブンスライド」、渋い中で当たりをもたらしてくれた「ビンビン玉」、青物も反応した「炎月 月華TG」でございます。
また何か発見があったら追記していきたいと思いますーー。