まじで釣り人の楽園だった佐渡ヶ島
10月25日 佐渡ヶ島
元会社の同僚だった友人が新潟に嫁いで、新潟で結婚式を挙げることになりました。その結婚式にお呼ばれしたのですが、式は日曜日に挙げるとのこと!
式は朝からなので、どのみち前乗りしなくては行けないし、土曜日丸々釣りできるじゃないか。ということで、出来る限り釣りをする時間を長くとれるように、金曜深夜発の夜行バスで新潟まで行ってきました。釣り竿担いで。
僕はこの釣行を経て海のルアーフィッシングの楽しさを学びました。この釣行ではシーバスは狙いませんでしたが、シーバスを釣ってみようという気持ちになったきっかけの釣行です。
釣り人の楽園?なんぞそれ?
新潟のどこで何を釣るかまずはネットで情報収集をば。9月頃のことです。その頃の僕は、春から夏のナマズシーズンの終了ともに、バス釣りたい熱が最高潮に燃え上がっておりまして、バスが釣れるところがあるのかどうかを調べておりました。
というか、この時点ではソルトルアーフィッシングの経験はほぼ皆無で、そんなに興味もない状態。
最初は、新潟市内近郊でバスが釣れそうなところを調べていたんですが、友人から「島はみんな海で釣りをするから、淡水の特にバスはノーマークで、簡単に釣れるらしい」という情報が。
新潟の島といえば、佐渡ヶ島。それで、佐渡ヶ島に興味を持つことになりました。
佐渡ヶ島のバス釣り事情を調べます。Googleで検索してみるとあまりヒットしませんが、野池で釣れてるブログを発見。どうやら適当に野池ランガンして、バスがいれば簡単に釣れる模様。よっしゃ、よっしゃ。
せっかくだから海で何が釣れるのか、調べてみるとどうやら佐渡は、釣り人の楽園と言われるほど、恵まれた海だという。それなら素人でも釣れちゃうんじゃないの?と簡単にその気になり、佐渡ヶ島・野池バスとライトソルト釣行が決定しました。
タックルの準備とスケジュール
タックル編
9月、10月はバス釣りに勤しんでまして、ロッドを新調しておりました。
買ってから5回くらいは釣りに行ったんですが、うち3回がボウズで、2回は別のベイトロッドで釣れて、入魂できていません。
なので、これを使って出来る釣りをするべく準備にとりかかりました。
ちなみに、リールはバイオマスターC2000Sに、フロロ4lbを75m巻いてあります。
そうすると海ではアジングかな~ということで、アジ用のジグヘッドとワーム、3~5gのメタルジグをタックルベリーでいくつか購入。アジ以外が釣れてもいいんやで。
後は、佐渡ではアオリイカも釣れるということで、食いたいし狙うことに。中古で軽めのエギを3つほど購入。
この時は、バス釣りが中心になると思っていたので2000円分くらいのお買い物で済ませました。
スケジュール編
時間の許す限り釣りしたいので、出発は金曜深夜発の高速バスに決定。新潟到着がちょうど朝マズメくらいの時間です。片道5000円くらい。高速バス安いですね。
佐渡ヶ島へはフェリーで移動します。フェリーには2種類あって、カーフェリーとジェットフォイルという乗り物があります。カーフェリーだと2時間30分、ジェットフォイルなら1時間くらいで着きますが、ジェットフォイルの方が運賃が高いです。
私は釣りの時間を最大限確保できるように、行きは早く着くジェットフォイルで、帰りは出港が一番遅いカーフェリーにしました。
フェリー乗り場は新潟駅の近くにあります。地図でみてると近いんですが、歩いて行くのはかなり疲れました...。まぁ荷物が多かったのもありますが。(ホテルにチェックインできる時間ではなかったので、スーツなど着替えと、釣具すべてを持って移動しました。)
タクシーで移動がおすすめです。
?ジェットフォイルは、まったく揺れがなくすごく快適でしたよ。
佐渡ヶ島に到着!原付借りてGO!
ちょっと寄り道。海みてテンションが上がる。
この日は天気が良くて、10月末でしたが日差しが暖かく絶好の釣り&ツーリング日和。軽快に鼻歌かましながら、目的に向かいます。海からは少し離れていましたが、海岸と並行に通っている道を走っていたのですが、途中に海岸にでれそうな開けたポイントを発見。バスの前に海を覗いてみようと、ちょっと寄り道をしてみました。
すると...
道路脇にこんな横道が。当日は雲一つ無い晴天で、気持よかったです。
道の先は波止になっていて、海が広がっていました。海だー!!
埼玉県民の習性として、海をみるとテンションがあがります。透明度の高いキレイな海が広がっていました。
予定を変更して、野池の前にここで釣りをすることに。
名も知れぬ波止で、アジが入れ喰う
キレイな海に感動しながら、水面を観察していると沖でぽつぽつライズが見えます。さらに沖のほうでは、ちいさなボイルらしきものも見えます!波止の上には、自分以外だーれもいない。あれ?パラダイス見つけちゃいました?
ワクワクしながら、タックルのセッティング開始。ボイルはかなり沖だったので届かないと思うけど、飛距離を出すためにジグヘッドではなく、メタルジグを選択。
潮目とかよくわかりませんでしたが、セオリー的には波止の先端がいいのかな?ということで端っこまで移動して、沖に向けてフルキャスト!動かし方は出発前に見た動画の見よう見まねで適当でしたが、とりあえず着水後にスラッグをとってテンションフォールをさせます。
すると、フォールさせてまもなく生命反応が!!メタルジグをついばむような小さなあたりが頻発します。着水後に数回シャクってフォールを繰り返して誘うんだったよな...と頭のなかで動かし方を復習していたら、いきなり最初のフォールでめっちゃあたるんですけど!!?これがパラダイスですか?
適当なところでシャクリをいれてフォールさせると、強めのアタリが。そこで合わせを入れると、「グンッ」と走ります。大きくはなさそうでしたが、プルプルプルプル小気味のいい引きをします。寄せてくると足元でもうひとダッシュ。見えた魚体は銀色!アジだ~!!
?
釣れたサイズは15cm~20cmくらい。
このあと1時間ぐらい同じサイズのアジが、ワンキャストワンヒット状態で入れ喰い。アタリがあったらすぐ合わせるようにした方がノリがよかったです。なんというパラダイス。
一度、アベレージサイズとは明らかに違うアタリと引きがあったんですが、そいつはバレてしまいました。でも小さいのが遊んでくれたので大満足です。エクスプライドの感度の良さが実感できたのもよかったです。
メタルジグを根がかりロストしたところで、別の釣りをするべくルアーチェンジ。
エギングもやってみることに。まさかの1投目で...。
1時間ほどアジの入れ喰いを楽しんだので、次はエギング。タックルベリーで100円で買ったエギに付け替えて、アオリイカ狙いに切り替えます。
エギングも今回が初めてです。動かし方はこれまた動画の見よう見まねでやってみます。
さすがにLクラスのバスロッドでは、エギは重くて投げづらかったですが、タラシを長めにとってゆっくり大きくやさしめの動作でキャスト。ウェイトがあるので十分飛んでいきます。
着水後は、糸ふけをとってテンションフォール。着底したら、3回連続でシャクって、テンションフォール。ボトムをとってシャクってシャクって、フォールでまたボトムをとる。これの繰り返し。竿が柔らかくて若干やりづらい。
3回目くらいの着底で、シャクろうと思ってロッドを立てると、なんか重い。1投目で根がかり?強めに引っ張ってみると...動く!1投目で釣れたーー!なんというパラダイスなんでしょう。
寄せてきて、水面まで上がってくると、ブホブホ墨を吐いてます。ウワサに聞くジェット噴射はなかったけど、これは...
?
サイズは靴と同じくらい
アオリイカだーー!(アオリでいいんですよね?)美しい...。
その後、エギは3投くらいで根がかりロストしてしまいました。でも、1匹釣れたので大満足。後でエギを追加購入して、夕まずめにまた釣ろうと思います。
ジグヘッドとワームも投げてみる
アジは沖のほうにいそうな感じでしたので、2gのジグヘッドを選択。ワームはガルプ!
フルキャストするものの、さすがにメタルジグほどの飛距離はでません。シャクってフォールを繰り返して、戻ってきたらガルプがちぎられている。セットしなおしてもう一度投げるもちぎられている。これは...
フォール中に全神経を集中させて、小さなアタリをとる。何度目かのアタリでワームを惨殺していた犯人を突き止める。
?
犯人はフグ!
ワームでは何回投げても、どこへ投げてもフグの猛攻を回避することが出来ずに3匹くらい釣って海の釣りは一旦終了とすることにしました。
驚くべきことに、時間はすでに12時を回っているではありませんか。釣りしてるとほんとうにあっという間に時間が過ぎていきますね。釣れてると特に。
一旦、竿を納めてから、フェリー乗り場近くにある釣具屋へ、ルアーの補充に向かいます。そこで、最近の釣果なんかをお店のおやじさんに聞いてみると、なんと今年はアオリイカがあまり接岸していないようで、陸っぱりからの釣果は芳しくないとのこと。
数が少ないので1杯釣れたら、ポイントを移動して釣り歩くようなランガンスタイルじゃないとダメだそうです。どうやら、奇跡の1杯だった模様。まじで?
?いざ佐渡の野池巡りへ
立ち入り禁止の池もある
?佐渡の野池にバスはいるのか
?
エクスプライド入魂完了!感度良好でした。
バスいたーー!サイズは30弱くらいですが、元気が良かったです。いい引きだ!
どこのポイントでも最初の1匹って嬉しいというか、興奮するというか、あの突然のアタリを求めて我々は各地を彷徨うんですよねー。
よっしゃ、もう一匹!とまったく同じ所に投げて、ワンアクション目でアタリ!その後、ワームの色を変えたり、アクションを変えたりして、自分は一歩も動かず、20匹くらいほぼワンキャストワンバイト状態の入れ喰い!!
サイズは全部25~30くらい
バスもパラダイスでした。
?別の池へ。見えバスを攻略せよ
他の池も見てみたくなり、移動します。
原付きで5分位走ると、次の池付近に到着。どうやら畑の奥に池があるようです。
車の轍のあるあぜ道を行けるところまで進んで、迷惑にならないところに駐車します。機動力が生きました。
原付きを降りてすこし歩くと池が見えてきました。今度の池は、奥半分が雑木林で進入不可、手前半分がスネくらいの高さの草が生えていて水辺にハングしてるような感じ。
ここでも鴨が爆音を立てて飛び立って行きます。ただ鴨は奥のほうにいたので、そろーっと池に近づいてみると...。草がハングして作っている影のあたりに見えバス多数!!ここもパラダイスなのか!?
まずはスピナベから。ここは普通にキャストできます。岸際を並行にスピナベを通すもノーバイトと思いきや、後ろから付いて来てる!しかも良いサイズ!
ピックアップ寸前まで追いかけてきましたが、クチは使いませんでした。もう一度同じコースを通すも、もう反応しません。すれていないバスといえども強いルアーは見切りやすいんでしょうか。
フォローでドライブシュリンプを投げると、中小バスの嬉しい猛攻を受けてしまいました。やっぱりここも、パラダイスのようです。
こうなったらスピナベで釣りたいので、スピナベマシンガンキャスト。コースやレンジ、スピードを変えながら投げまくるも、残念ながらスピナベフィッシュは釣れませんでした。
ポンパドールも投げてみましたが、水面には浮草やの枯れ葉が多くきれいに泳ぎません。クランクも水草にかかって引きづらい。
そんな感じでハードルアーで遊んでいたら、すでに3時を回っていてもういい時間になっています。ライトリグで一匹釣ったら上がって海に戻ろうと思い、スピニングに持ち替え。ドライブクローラーのネコリグをリグります。
最初の池より透明度が高かったので、サイトで釣ろうと思ってぷらぷら歩いていると、デカバス発見!40は超えてそう!
瞬間的にバスの進行方向先に投げます。そのままシェイクしながらバスの目の前を通すと、喰った!すかさずフッキング!完璧にのったー!!気持ちいいーーー!!
軽快にドラグが出ていき、40アップを確信。魚って10センチ大きくなると別物の強さになりますね。
フッキングはバッチリ決まっているので心配はなかったんですが、問題はランディング。抜きあげられるサイズではない。岸際はスネまで埋まるくらいの草。水辺には枯れ枝が沈んでいるのが見えます。
バスのスタミナを削りながら、まずは岸際に寄せます。枯れ枝に巻かれないように注意しながら誘導して...と思ったら、思いっきり枯れ枝に突っ込まれる。ラインがガリガリと擦れてる。やばしっ!
そして、こちらからテンションをかけた状態だと枯れ枝にハマって動けなくなるバス。針は外れてない。こうなったらテンションを抜いて、バスが沖に向かって泳いでいけるようにするしかない。
バスが泳ぐ方向がコントロールできないから何が起こるか怖いですが、思い切ってテンションを抜くと、いい感じの方向に泳いでくれました。
無事に枯れ枝トラップから抜けた後は、慎重にランディングできそうな場所に誘導します。足を草に突っ込み、ぎりぎりの体制で、あごに手をかける!よし!ゲットーー!!
?夕まずめ、第一釣り人と出会う
まとめ。釣り人の楽園は存在した!また来たいと思える土地No.1
もう一言。佐渡最高。
海の釣りの楽しさを教えてくれました。
あの広い海で魚がつれた時の高揚感は半端ないですね。バス釣りとかのピンポイントで狙って魚のコンタクトを探すような釣りも楽しいですが、海の釣りには海の釣りの楽しさがあるんだなーと感じました。
海は魚種が豊富で、何が釣れるか分からないっていう楽しさもありますよね。食べたらうまいし。
佐渡バスが入れ食ったワームはこちら
OSPのルアー好きです^^
シュリンプ系だとノリーズのやつも好きですが、こっちのほうが美味しそうな気がします。