つい最近まで2017年はオフショアの年だ!とか騒いでましたが...、
バチ抜けが開幕したことにより、ショアの釣り意識が高まり、ロッドが欲しくなり、それに合わせるリールが欲しくなり、出費に慄き、今持ってるリールをちゃんとメンテナンス&チューンしようという気持ちになっています。どうもこんにちは。
ということで、新しいリールを買うのは一旦白紙にして、ビッグシューターコンパクトの性能を引き上げようと思います。
第一弾は付属のベアリングの洗浄とベアリングの追加、さらに高速系のオイルを注油して、遠投性能の向上を目指します。
その後、高級ベアリングに変えたり、スプールを変えたりして、どれくらい差が出るか観察してみようと思ってます。
まずはメンテナンスに必要な道具を揃えるところからだ!
ベアリングの洗浄やチューニングに必要な道具について調べた結果をまとめます。
photo credit: Vasilis_Ak47 Fag Bearing via photopin (license)
最もコスパが高いチューニングはベアリングを最高の状態に保つことなのでは?
高いリール使うと、巻き心地は良いし、スプールは超高速回転してバックらしないし飛距離出るし、キャストフィールがぜんぜん違うことに驚きますよね。
スプール重量だとか、慣性モーメントだとか、ボディの剛性だとか、ベアリングの数だとか色々違いますけど、何が一番重要なのでしょうか。
チューニングやカスタマイズにお金をかけるなら、一番効果が現れる場所に注力したい。
僕調べでは、一番チューニングの対費用効果が出ると思われるのが、ベアリング。
そして、ベアリングの数も質も大事ですが、最高の状態に保つこと。これが大事なのではないだろうかと思っています。
ちなみにベアリングのメンテナンスについては、ラジコンやミニ四駆業界が、釣り以上に本格的に取り組んでいる人が多い印象。
そっちの業界のブログなども参考にして調べています。
リールのベアリングメンテに必要な道具と使いみち
まずは、リールのチューニングに必要な道具を揃えなければ始まらない。
調べてみると結構人によって流派というか、使うものが違ったりしますね。
必須のものと、あれば便利レベルのものもあるけど、とりあえずこれら一式は揃えたいと思います。
失敗した時のダメージは計り知れないし、そんなに高いものでもないので。
ケミカル類(クリーナーやオイルなど)
パーツクリーナー・ベアリング洗浄液・灯油・Zippoオイル
脱脂と洗浄を行うためのクリーナーや洗浄液がなければベアリングのメンテナンスは始まらない。
ただクリーナーを買う前に、脱脂と洗浄について理解しないと必要なものが揃えられない。
ベアリングは通常オイルを注油して、オイリーな状態にして回転させる。
使ってる間に汚れてくるわけだけど、キレイにするためには汚れた脂を落とす必要がある。
「脱脂」という作業だ。
ビンなどの容器に溶剤とベアリングを入れて漬け込んで行う。
脱脂して油と一緒に汚れを浮かび上がらせてから、クリーナーで「洗浄」するという手順が一般的。
しかし、ヘッジホックスタジオのサイトを見てると、脱脂は行わずにクリーナーを噴射して汚れを除去している。
色々流派や思想が別れてるみたいです。
僕なりに調べた結果、
・「脱脂」作業は汚れを落とす目的以外に、ボールベアリング内部に入っているグリスを溶かし除去するという意図がある。
・ベアリング内のボールは通常、グリスで満たされている。グリスによって回転性能は落ちるが、耐久性は高くなる。
・つまり、耐久性を犠牲にして、回転性能を向上させるのが、脱脂チューン。(グリスの代わりに粘度の低いオイルを使う)
・メンテンスとしてパーツクリーナーで汚れを落とす訳だけど、その作業でオイルも落ちるのでキレイにしてからオイルを指す
・新品の脱脂はパーツクリーナーに漬けておけばできるけど、通常メンテの場合は噴射して汚れを吹き飛ばす
このような理解です。
参考:http://fanfan777.naturum.ne.jp/e664001.html
で、クリーナーですけど、色々種類というか性能の差があって、脱脂力や洗浄力、速乾性に差があるようですね。
クリーナーは、バイクやラジコンなどに使われていて、ホームセンターで手に入るモノがよく使われている。
リールメンテナンスメーカーのクリーナーもある。
洗浄力や速乾性をとるか、値段をとるか...。漬け込まなくてキレイになりそうだけど高いぜ..。
脱脂はZippoオイルや灯油で行っている人もいる。
Zippoオイルもクリーナーより若干安いか。
チューニング用オイル
これまた色々あり、オイルの粘度によってリールの味付けも変わります。
サラサラしているオイルなら高速回転するようになり、粘度高めならしっとりなめらかな感触になります。
僕はIOSの01を持ってます。高速系のオイルです。
洗浄用のビン・ベアリング洗浄容器
脱脂、洗浄はビンを使ったり、専用の容器を使う。
100均のビンを使っている人もいるけど、プラスチックは溶けてしまうので要注意。
ベアリング洗浄ケースには、カゴが付いていて、ベアリングを取り出しやすくなっている。
私はこれを使っています。
容器やウエスなど周辺アイテム
エアダスター
脱脂・洗浄したベアリングを乾かすためのエアダスター。
ゴミを飛ばす意味合いもあり、これを使うことがベアリングをキレイにするコツみたいです。
洗浄ケースにクリーナー溜めて、ベアリングをどぼん。ダスターでぶくぶくやります。
ペーパーウエス
油を拭き取るためのペーパーウエス。
布のウエスは毛羽立ってるのであまりよろしくなさそうです。
トレイ
分解したパーツや、洗浄したベアリングを置いておくためのトレイ。
こういう取っ手のあるタイプが中に入れたものを無くすリスクが減って良いらしい。
100均に売ってるのでも可。
ピンセットやベアリングを引き抜く工具
ピンセット
リールを分解する時、脱脂したベアリングを取り出す時に使う。
ドライバー
スプールを分解するだけなら不要だけど、ギアボックスまで分解するためには、ドライバーも必要になってくる。
100均のドライバーでもいいっちゃいいけど..。
どっかで、素人だからこそ、道具は良いものを使うべきという意見も拝聴したことがあります。
この手のネジって、安い道具を使って失敗し、なめちゃったりすると二度と開けられなくなっちゃうんですよね..。
なんで、プロユースのドライバーを用意したい。
私はweraというメーカーのドライバーを使ってます。そこまで高いわけじゃないのも良き。
ヘッジホッグスタジオのオンラインショップでも取扱いがあるけど、Amazonとかモノタロウの方が安い。
取り急ぎ、この4本があればリールを分解することができようです。
モノタロウが最安ですね。ヤフー店があったのでポイントもあってお買い得。
118014番だけ欠品してた。
参考:http://kakedzuka.com/2016/09/wera-micro-driver/
ベアリングチェックツール
オーバーホールをする釣り人の中で大変評判の良いアイテムがこちら。
先端が三角柱型になっていて、ここにベアリングをはめて、回転をチェックしたり、クリーナーをスプレーして洗浄を行うことができる。
この作業はピンセットで行うこともできるようですが、傷がつく可能性を考えると、このツールを使った方が良いと思う。
ベアリングリムーバー
ベイトリールのスプールに入っているベアリングを外すための専用工具。
これがないとベアリングを取り外せないリールも多く、僕が今回メンテナンスしたいビッグシューターコンパクトもそう。
参考:ビッグシューターコンパクトのベアリング取り外し方法
レボシリーズのスプール周りのベアリングを取り外すための解説ページ。
http://www.hedgehog-studio.com/page/319
飛距離やキャストフィールに関係するのはスプール両端のベアリングだから、ここは絶対にキレイにして注油しなければ。
ビッグシューターに関しては、ベアリング交換&オイルチューンをすることによって格段に使いやすくなりましたよ。