ここ1年くらいシーバスやる時はベイトロッドでやっています。
ベイトシーバスでは、遠投時にバックラッシュしてしまった場合PEの1号みたいな細糸だとブチッと切れてしまうので、2号~3号くらいのPEラインをメインラインとして使っていました。
リーダーは4号16LBくらいから色々使ってましたが、ここ最近は8号のフロロ(30LBくらい)で落ち着いてます。
リーダーは細い方が魚の喰いは良いんだろけど、我々素人レベルじゃ実感できる差はないですね。
そんな繊細な釣りしてないし、してると思ってても出来てないと思うし。
川で釣りをしていると、水流をより受けている実感はあるので、トレースコースの実際とイメージのギャップは調整しないといけないのかもしれません。
あと、ベイトの特性だと思うのですがスピニングに比べてラインを太くしても飛距離が変わらない気がするんですけど、どうなんでしょう?教えてエライ人!
(巻いたラインを含めたスプール半径の大小はかなり影響あるので、糸巻き量には気を使うけど)
ベイトシーバスで実感しているメリット
まぁそんなことより太い糸を使うようになって大きく恩恵を受けていることがある。
それは根掛かりの回収率が大幅にアップしたこと。
思いっきり引っ張れば、高確率で根掛かりしたルアーを回収することができています。
使ってるラインは後述しますが、PEは2.5か3号。リーダーはフロロ8号です。
水草や布っぽいもの、捨てラインなどに絡まった時は引きちぎって返ってきます。
岩など硬いものにスタックしてる場合は、フックを破壊して回収です。
#4のトレブルフックレベルになるとフックを伸ばせるか分かりませんが、普通のシーバスルアーって#5、#6くらいですよね?
このサイズならかかり方によるんだと思うけど、フックを伸ばして回収できた実績があります。
100%回収できるとは言わないし、根掛かりしたら「あぁ、終わった..」って思うんだけど、意外と回収できる。
PE1号にナイロン16LBとかでやってた時に比べると明らかにロストしません。
さすがに岩の隙間にラインが挟まるパターンの根掛かりの時はラインが切れちゃいますが。
ルアー失くすのはかなりのショックを受けるので、デメリットに比べて圧倒的なメリットを感じています。
ラインブレイクにも強い
回収率の他にもう一つのメリット。
魚をかけた後のラインブレイクにも強くなる。
PE3号・リーダー8号なんて、オフショアで言ったらブリやヒラマサも支配できるレベルのラインの太さ。
陸っぱりといえど、シーバスレベルなら余裕も余裕。
ルアーを咥えさせたままラインブレイクしてしまうと、その魚は高確率で死に至るらしい。
(元々細いラインで獲ったから何なん?と思うタイプだったけど)この話を聞いてから細い糸を使うことに疑問を持っていたので、太いラインを使うようになってから気持ちよく釣りが出来ています。
ドラグを効かせて引っ張る分には1号以下でも切れたりしないんですけど、ルアーに喰い付いて即反転ダッシュ!みたいなことされると危ないんですよね。
ラインってのは急激な力に弱いのです。
今のラインシステムなら全然余裕な感じがある。
ボトムは相当汚れてるんじゃないだろうか
回収率が上がったことによる気づきとして、捨てラインにフックが絡まってることが多いというのがある。
回収できなそうなレベルの手応えがある場合にも、ゴミラインを引きちぎって回収できたケースが多々発生している。
今まで回収できなかったから気が付かなかっただけで、捨てラインが原因のケースがかなりあったんじゃないだろうか。
根掛かりで発生するゴミで川底は相当汚れているのではないだろうかと感じます。
根掛かりした時に手元からラインを切らずに引っ張って切るということは当たり前としても、リーダーを使ってる場合PEが細いと繋ぎ目で切れてしまうこともありえます。
太いPEラインとリーダーを使えば、ゴミを残さないどころか他人のゴミまで回収できるという意識の高い釣りが可能になります。
お財布にも優しいですしね。
ラインを引っ張る時はカラナビキッターなどを使いましょう
根掛かりをしてラインを引っ張るしかないとなった場合、素手でラインを引っ張るのは危険です。
ラインが指に食い込んで、皮膚がちぎれます。
ラインを引っ張る用の道具があります。必ずこういった道具を使いましょう。
僕が愛用しているのは、カラビナキッターというものです。
本体がカラビナになっていてバックなどに付けておくことができます。
ベイトでもスピニングでもスプールを手で止めて、リールで引っ張るやり方はおすすめしません。
リールに強い力が加わるので歪んでしまい性能が落ちてしまうからです。
また、ハサミを使って手元からラインを切る行為はゴミを増やし、釣り場を壊す行為となりますので絶対にやめましょう。
マジでうざいんだわ。水中のライン。
先日、カラビナキッターを使って引っ張ったら自分が過去になくしたルアーを一緒に回収する奇跡が起こりました。
これは水中に遺棄された天秤仕掛けに引っかかってましたね。
使っているPEとリーダーの紹介
一応参考までに、僕がいま使っているラインをご紹介。
メインラインPE
最近よく使うリールに巻いているのは、メジャークラフトの弾丸ブレイド(の4本撚り)。2.5号です。
1ヶ月前くらいから使い始めました。
200m巻でこの値段ってやばない?
4本撚りであることを差し引いても、かなり硬めのラインだと思う。(撚り数が多いほうがしなやかになる)
ベイトでPEを使う場合、硬めのラインの方がバックラッシュが直しやすいらしい。
コーティングがしっかりされてるタイプのラインなので滑りが良い感触です。
あまり大きい魚をかけてないんですが、思いっきり引っ張ってルアーを回収できてますので、今のところ品質にも問題ありません。
弾丸ブレイドの前に愛用していたのが、DUELのハードコアX8。こっちも主に2.5号を使ってました。
弾丸ブレイドの4本撚りよりしなやかだけど、硬めでちょっとゴツゴツしている感触。
これを使ってみて、G-soulのようなしなやかなPEよりゴツゴツしたPEの方がベイトでは扱いやすいなぁと感じました。
こっちも根掛かり外す際に変なところで切れちゃうようなことはなかったです。
リーダー
リーダーは、DUELの船ハリス。
オフショア用のハリスだと大容量でお買い得。
持ち運びがちょっと面倒だけど。
船用のハリスでもバス用のフロロラインでも、シーバス用のリーダーでも実用上の大差はないです。村越正海氏もそうぶっちゃけてました。
材質はフロロ。太さは8号。ポンド数でいうと30lb。
太いです。これくらいの太さになるとなるべくしなやかなタイプの方が扱いやすいと思う。
ずっと4号か5号を使っていたのですが、8号にしてから根掛かり回収率が明らかに上がりました。
釣果は別に変わらないです。極端にアタリはあるのに食わないとか、周りが釣れてるのに自分だけ釣れないとかもないです。
バチ抜けのシーズンだけはナイロンを使うかもしれないけど、どこまで太くできるかは試してみようと思ってます。